ラファエル・ファーヴル&加藤哲子
歌曲コンサート

ルーツをたどって

民謡から生まれた新しい歌曲の旅

 

北とぴあ国際音楽祭2019

11月4日(月休)

北とぴあ つつじホール (東京都北区)
14時開演 (13時30分開場)

11月3日(日)

芦屋 サロンコンサート
ル アーヴル デ ミューズ 芦屋
14時開演(13時30分開場)

民謡は、口承されたメロディーと伝わる話がもとになったものですが、その中には、労働歌(仕事歌、作業歌)や、政治的な意味合いを持った革命歌もあります。

クラシックの作曲家たちは、例えば、バルトークがハンガリーの農村(現在はスロヴァキア、ルーマニアの一部)を数年かけて回り、歌を採取し、そこから独自の作品を書いたように、民謡に魅了され、歌とピアノのための作品を数多く残しています。バルトークの民族音楽への情熱や深い研究、独自の作曲語法の探求姿勢にシマノフスキーや間宮芳生は、たいへん影響を受け、自分たちのルーツを探っていきました。民謡から得たインスピレーションは、芸術作品へ至る糧になったと言えます。

私たちは、そんな作曲家の思いの溢れた独創性のある民謡歌曲に感嘆し、このプログラムを作り上げました。11カ国語(フランス語、イタリア語、スペイン語、ヘブライ語、スコットランド語、英語、ドイツ語、チェコ語、ポーランド語、日本語、ハンガリー語)の歌曲を扱うに至り、それを母国語にする人にコーチしてもらうことで、益々その国や人々への理解と関心が深まりました。

歌とピアノが一体となり、生き生きと物語を語り、聴いていただくお客様が旅をするように、その土地や人々に思いをはせていただけたら幸いに思います。

リートデュオ ファーヴル&加藤
Raphaël Favre & Satoko Kato