加藤 哲子(ピアニスト)Satoko Kato


神戸生まれ。歌曲伴奏者、コレペティトーアとしてヨーロッパを拠点に、音楽活動を続けて20
年になる。

大阪音楽大学、アムステルダム音楽院ピアノ科卒業。2004年、07年に野村国際文化財団より奨学金を得て、チューリッヒ芸術大学室内楽・リート科で学ぶ。修士課程を最高得点で修了。
これまでに櫟原節、マタイス・シュホール、ディド・ケーニング、ハルトムート・ヘルに師事。リートのマスタークラスをルドルフ・ヤンセン、グレーム・ジョンソン、コンラート・リヒター、ロジャー・ヴィニョール、ディートリッヒ・フィッシャー=ディスカウのもとで受講。韻律法、新ウィーン楽派歌曲、マーラーの歌曲とシンフォニーの分析をベルリン芸術大学教授ブデ氏のもとで研修。

チューリッヒ芸術大学在学中からカトリン・グラフの声楽クラスの伴奏を受け持ち、現在もリートセミナーを受け持つ。声楽マスタークラスの公式伴奏員をシオン国際音楽セミナー(201213)、エリー・アメリング歌曲マスタークラス (2015) を務める他、著名なホルン奏者、ラドヴァン・ヴラトコヴィッチのマスタークラス (国際ホルンフェスティヴァル20152017)にも指名される。

多くの歌手、室内楽奏者と共演。アムステルダム・コンセルトヘボウ(200005)、パウ・カザルス音楽堂 (2005)、東京文化会館 (2008)、ルツェルン文化コングレッスホール(2010)、メルシン国際音楽祭 (2010)、ザ・カレッジ・オペラハウス推薦演奏会 (2010)など。チューリッヒ・オペラ管弦楽団とトーンハレ管弦楽団の有志メンバーのアンサンブルに鍵盤奏者として参加 (20142016)

ソプラノのウッラ・ヴェストヴィークとの「グリーグ生誕170年記念コンサート」は、「音楽の友」音楽評論家・濱田滋郎氏の2013年ベストテンコンサートに選ばれた。

大阪ザ・フェニックスホールのエヴォリューション・シリーズ(2014)に入選し、バリトンのニクラウス・コストと「ある男の運命と愛の物語」を発表。委嘱作品、ギーガー作曲の良寛と貞心尼の和歌による「めぐりあい」は多くの聴衆に好評を得る。(ソプラノ田中郷子、デュエット共演)

テノールのラファエル・ファーヴルとは、2011年よりリート・デュオで国際音楽祭や、ラジオ放送で演奏する。2018年スウェーデンのラップランド・グラノ芸術祭に招聘される。2016年には東京と大阪で「詩人ハイネの世界」を公演した。(第71回文化庁芸術祭参加公演)2019年東京都北区主催の北とぴあ国際音楽祭に参加公演に選ばれ、歌曲リサイタル「ルーツをたどって」を公演した。

録音技師ルドルフ・ベックと共同で、自らのレーベル・SARU international musicを立ち上げる。スイスの革新的な録音マイク、ミリンクスを使い、真の音に迫る質を提供することをモットーに作品をプロデュースしている。主な作品には、リート・デュオ「ファーヴル&加藤」のCDアルバム「フランツ・シューベルト歌曲」、「Folksong Arrnagements for Voice & Piano」。

『バッハ x 建築』と題し、ゴールドベルク変奏曲の演奏会を建築家、水谷俊博、玲子とコラボーレションで行う。初演スイス・ルツェツンは、音楽と建築の融合を絶賛され、大成功を収めた。

チューリッヒ州立国家試験学校講師、スイス・カライドス大学音楽部・声楽科の公式伴奏員。オペラ・ヴィル、フリー現代オペラ・チューリッヒのコレペティトーア。